投資用の土地を購入しようとしていた某日本企業が、その地域を管轄しているという高級軍人から国有地(一部私有地)を購入させられそうになった事件。

20 農家が所有する合計約100ヘクタールの土地をこの高級軍人が取りまとめて一筆にし、日本企業に1ヘクタール当たり3000ドルで売却するという話であっ たが、日本企業の担当者が現地を視察した際に普通のカンボジアの農家では所有できない様な大型トラックが出入りしているのを見て不審に思い当会SSCに相 談。

当会が信用のおける専門家を紹介し、その専門家が当該地を調査し、州の担当者に問い合わせた所、当該地は一部は私有地であるが半分以上が国有地であり、勝手に売買できない事が判明。

この事実をこの軍人に告げると、「自分であれば国有地であっても払い下げが出来る!」となどと主張するが、面倒を嫌って日本企業から辞退。

損失:専門家に払った調査費用として1000ドル少々。