無免許不動産業者に御注意下さい。
近年、日系企業の進出が急増しているカンボジアでは、日本人ならびに日系企業による不動産購入・不動産投資が盛んになって来ております。同時に、カンボジアに進出する日本人・日系企業を狙った悪徳不動産業者も増えており、不動産に関する多くの問題が起こっております。
カンボジアの不動産取引はかなり複雑なため、悪意は無くとも無知によって問題を起こす不動産業者も多く、その多くはカンボジアにおける不動産事業免許を取得していない、つまりは監督官庁である経済財務省の管理・監督を受けていない業者でもあります。それらの業者は問題を起こすとほぼ間違いなく意味不明の責任逃れをするか、もしくは逃亡します。
日本と比べ、消費者・投資家を保護する法律が未整備であるカンボジアでは、あらゆる所に落とし穴が有り、あらゆる事が自己責任です。カンボジアにおいて、不動産物件を購入する・不動産に投資する・不動産を賃借する場合には、焦って契約書にサインしたり、お金を支払う事は厳禁です。
各々が慎重に行動する事はもちろんの事ながら、きちんと正規の不動産事業免許を取得していて、信頼できる不動産業者を選ぶことが肝要です。もしくは、日本人の弁護士に相談する事も有意義です。(残念ながらカンボジアの弁護士で問題を起こす人がたまにいるため。)
カンボジアで不動産業を営むには、パテント(登録証:日本でいうと登記簿)と、不動産事業ライセンス(免許:日本でいうと宅建免許)の2つの証明書が必要になります。
不動産業者を利用する際には、まずはこの2つの証明書の有無を確認してください。
カンボジアの不動産業者は全て、この2つの証明書を、その業者の営業所の顧客が容易に見る事が出来る場所に掲示しなければなりません。
詳しくはこちらを御参照下さい。カンボジアの不動産事業ライセンスについて分かり易く説明されています。
http://ameblo.jp/cambodia194/entry-11937134569.html
「現在免許を取得中」などと言う業者がまれにいますが、その様な業者は問題外である事は言うまでもありません。
くれぐれもご注意ください。